はぜ
アニメ4期が待ち遠しい今日この頃、てっきり春からだと思ってたので、余計に待ち遠しく感じます。
今回は、成長度という側面からランキングを作ってみました。ヒロアカの魅力の一つはキャラの成長とその過程です。ただかっこいいという憧れの気持ちでヒーローを目指していた子供達が、敵との対峙や困難を乗り越えることにより成長していきます。
もちろん全員成長していますが、今回はランキング形式にしてみました!
それでは参りましょう。
はぜ
第1位
轟焦凍(とどろきしょうと)

文句なしの1位です。雄英に入学した当初は、父親への恨みのみで動いていました。そのためヒーローを目指す動機も、ヒーローとして何が大切なのかも見失なっていました。
体育祭でデクと戦ったことを機に、自身のヒーローになりたい理由やヒーローに必要なことに気がつくことになります。
焦凍の良いところは、そのあと他の人にも影響を与えていくことです。
恨みで敵を討とうとする飯田に対し、
「なりたいもの、ちゃんと見ろ!」
とキツい言葉を吐きます。
はぜ
父親であるエンデヴァーへの対応も、冷静で優しいです。
「ちょっとしたことが人を変えることがあるって知ってるから」
と大人です。家族を壊した父親の過去を許そうとしています。
さらには自身の過去も振り返り、それを清算しようします。自分は変わったから昔は関係ない、という考え方ではないんですね。夜嵐イナサとのやりとりから、それが伺えます。
このあと、さらにどんな影響を人に与えていくことになるのか、楽しみなキャラクターです。
第2位
轟炎司(とどききえんじ・エンデヴァー)

はぜ
エンデヴァーはNo.1になることしか考えておらず、自身が叶わないと思うと、それを息子に押し付けました。そして、妻に暴力を振るい、精神を病んだ妻は病院送りになります。
そんなエンデヴァーはオールマイトの引退によってNo.1ヒーローになると、今まで考えてこなかった家族のこと、ヒーローとしてのあり方を考えるようになります。
No.1という目標が消えてしまったため、自分がヒーローとしてどうあるべきか考えるようになりました。
ヒーローとして、子供達の未来を保証しなければいけない。初めて本当のヒーローになった瞬間です。
はぜ
商業化されたヒーローが、本来のヒーローらしく在ることは簡単ではないようです。家族がこれからどうなっていくのか、気になりますね。
第3位
飯田天哉(いいだてんや)

入学当初はただのマジメくんの印象でした。エリートのヒーロー家系に生まれ、飯田自身も強力な個性を持っていたため、ヒーローになるのは彼の中では当然だったでしょう。なぜ自分がヒーローになるのか、ということに迷いがなかったと思います。
マジメで融通がきかない性格であるため、入学試験では試験を優先し、麗日を助けませんでした。
そんな飯田も兄が敵に討たれ、その復讐を誓い、行う過程で大きく成長しました。さらに轟に諭され、自身が本当に目指すべきヒーロー像を明確に思い描くことになります。
兄のようなヒーローになるというのは、単に事件を解決するだけではない。日常から、兄だったらどうするか考えながら行動するうになりました。
はぜ
第4位
死柄木弔(しがらきとむら)

はぜ
死柄木の成長は作中でデクの成長と同じくらい描かれている為、この順位となりました。また、はじめに比べ、敵のリーダーとしてふさわしい性格になっています。
以前はオールフォーワンや黒霧に言われたままに動くか、自分のくだらない欲を満たすためだけに動いていました。
ステインの件や、オールフォーワンの投獄を通し、敵のリーダーとしての役割を果たし出しました。
一番彼の成長が見えるシーンは死穢八會斎編で、仲間を気遣いながら、敵連合としてのメンツを守ろうとします。最後にはしっかり、親玉のオーバーホールに復讐を果たしながら、個性破壊の銃弾という研究成果を奪い去りました。
はぜ
戦闘力の高さという面では出久に完全に負けていますので、これから戦闘面でもどう成長していくのかも楽しみなキャラクターです。
第5位
爆豪勝己(ばくごうかつき)

彼の成長は、出久(”デク”)に負けたところから始まりました。もともと努力家な彼ですが、デクに負けたことにより必死具合が変わったようです。自分はまだまだだということに気づいたんですね。
はぜ
デクの成長を怖がっていた爆豪ですが、これからは良いライバルとして高めあっていくことになるでしょう。
目指すべきヒーロー像というのは昔から変わっておらず、その点は見ていて非常にスカッとします。
絶対に勝つヒーロー
という自分の理想像は、絶対にブレないんですね。
第6位
心操人使(しんそうひとし)

登場数と人気度が最も釣り合っていないキャラクターではないでしょうか。普通の人っぽくて、読者としては自分を投影させやすい気がします。
彼の成長は、ヒーローを目指すことが許されるようになったことから始まります。体育祭で出久と戦うまで、普通科で個性もヒーローらしくない心操にとって、ヒーローを目指すことは簡単ではなかったでしょう。
体育祭を見ていた仲間から拍手を受け、相澤先生から見初められ、初めてヒーローを目指すことが現実味を帯びてきたことでしょう。
普通科の授業を受けながら、ヒーロー科の生徒に負けないように特訓を積んだようで、成長具合が体格から見て取れます。
はぜ
余談ですが、相澤が心操を気に入っているのは自分と似ているからでしょう。アングラヒーローとして活動しており、一般的な人気がない相澤ですが、ヒーローに必要なのは人気ではないと分かっています。強力な個性ですが大衆向けではない心操を見て、ヒーローにしてやりたいと思ったのでしょうね。
第7位
麗日お茶子(うららかおちゃこ)

彼女は初期と現在で、ヒーローを目指すための第一目的が変わったのではないかと思われます。入学時の目的はお金を稼ぐためでした。もちろんヒーローへの憧れはありますが、現実問題として両親を助けたいという思いが重く、強くなっていたようです。
彼女の転機は、腕に抱いたサーナイトアイの死亡でしょう。自身が関わった人間が死ぬという経験はそれまでなかったはず。彼女はヒーローとして人を救けたいという思いが強くなりました。
体育祭で出久に頼っていた時と比べ、ガンヘッドの職場体験から肉弾戦で戦える術を身につけたり、戦闘向きでない個性を持ちながらも一人で戦える強い女性ヒーローになっている様子が伺えますね。
第8位
緑谷出久(みどりやいずく)

はぜ
ですが、ここが妥当かと思います。
出久はもともとヒーローとしての心構えがあり、精神面ににおいて他キャラよりは大きな変化がありません。精神面で成長した点は、人に心配をかけない事を考えるようになった点、ヒーローとしての自意識の芽生えでしょう。
心配をかけないという面では、母親・オールマイト・仲間たちを安心させるために自身の力を制御することを覚えました。
また、林間学校で洸太くんを助けた事をきっかけに、誰かのヒーローになったことを実感します。憧れであるヒーローが初めて自分事になった瞬間であったでしょう。
第9位
切島鋭次郎(きりしまえいじろう)

硬化の個性を持っていますが、内面は実は少しナイーブな切島です。とくに入学前の中学時代、個性の強さとしても心のあり方としても、ヒーローとしては向いてないようなタイプでした。
はぜ
そんな彼を変えたのは昔の人気ヒーロークリムゾンライオット、そして芦戸三奈(あしどみな)でした。彼は「漢」としてのあり方を考え直すのでした。
「俺はヒーローだから人々を守る!!一度決めたらそれに殉じる!!」(クリムゾンライオット)
「誰かのピンチを見過ごす情けない奴にはもうなりたくないんス」(切島)
雄英に入ってからは、ヒーローインターンを通し、格上の相手に臆せず向かっていくことができました。まだまだ足が止まってしまうことがある彼ですが、将来はきっとクリムゾンライオットみたいな熱いヒーローになれることでしょう。
第10位
八百万百(やおよろずもも)

彼女は推薦合格者で強力な個性を持っていますが、雄英では大きな挫折を味わうことになり、自信を喪失しました。勉強は得意ですが、実技は苦手、イマイチ実践場面で活躍できませんでした。
そんな自信喪失状態から、立ち直ったのは、轟焦凍との期末試験からでした。
実力者から認められていると知った彼女は、本来の彼女の強さである土壇場での頭の回転の速さを発揮します。
その強みは林間合宿での脳無への対応や、B組との合同授業の際にも発揮されます。
戦略を組み立てるのがうまく、自分が目立つだけではないチームに献身的な行動をする彼女は、自分を押し出していくスタイルの他の雄英生徒は異なるヒーローになれるでしょう。
まとめ
ヒロアカは心の成長が一つのテーマになっています。これからも立派なヒーローになるために、いかに成長していくのか、楽しみですね。
それでは今回はこの辺で!ではでは。