お互いに期待しない、期待されないというのは結構楽でいい関係なんじゃないかと俺は思う。 まぁ、ほら。パンドラちゃんが持ってた箱の中にはあらゆる災厄と一緒に希望が詰まってたっていうじゃんか。あれだよあれ。希望も災厄ってことだ。
「爪」のびているだろう・・・こんなにのびている。自分の「爪」が伸びるのを止められる人間がいるだろうか。いない。誰も「爪」を伸びるのを止めることができないように、持って生まれた「性」というものは誰も抑えることが出来ない。どうしようもない。困ったものだ。
ギャンブラーってのは 通常の計りを超えた楽天家 連中の心は なんであれ 最終的に物事は 自分の思い通り運ぶであろう という妄想で満ちている だからこそ 負けても負けても ギャンブルに金を注ぎ込める つまり やはり 最終的に勝つ気でいるのだっ
全ての生物は 自分より優れた 何者かを信じ 盲従しなければ 生きてはいけないのだ。 そうして信じられたものは その重圧から逃れるために 更に 上に立つ者を求め 上に立つ者は 更に 上に信じるべき “強者” を求める。 そうして 全ての王は生まれ そうして 全ての “神” は生まれる。
鎖で繋がれた女から酒なんて注がれても何にも旨かねーんだよ 泣きながら酒なんて注がれても何にも旨かねーんだよババアだらけの 薄汚ねェスナックでも笑って酌してくれんなら俺ァそれがいい 悪辣なキャバ嬢がはびこるぼったくりバーでもみんなが笑って酒飲めるなら俺ァそれがいい美女も美酒も屋根さえねェ野っ原でも 月見て安っすい酒飲めるなら俺ァそれがいい女の涙は酒の肴にゃ辛すぎらァ
たとえば雨。霧のように降りしきる放課後。たとえば夕暮れ。燃えるような教室の景色。たとえば雪。初めてあった白い夜と、黒いかさ。きみがいて、わらっているだけで、幸せだった。安心できて、不安なのに。きみがいて、あるいているだけで、嬉しかった。一緒にいれて、一緒じゃないのに。ほんのひととき。その木漏れ日が暖かそうで立ち止まっただけ。けれど、いつか同じ場所に居られるよときみはわらった。……その言葉を、ずっと、誰かに言ってほしかった。―それはほんとうに夢のような日々の名残。
当然だが”時間”というのは何をやってても止まる事は絶対にない。エラかろうが、最高に楽しかろうが、マジ最悪だろうが、どいつにも こいつにも どうあっても”時間”は1秒、1分、1時間と宇宙に打ち棄てたロケットのように永久に進み続ける「人類皆平等です」なんてものは”時間”しかない
この卑怯者!私が、いつ助けてくださいなんて頼みましたか!あなたがナオフミ様の何を知っているんですか。ナオフミ様は、いつだって私にできないことはさせませんでした。私が怯えて嫌がった時だけ、戦うように呪いを使っただけです。ナオフミ様は武器をつかえないんです!なら、誰かが戦うしかないじゃないですか!ナオフミ様は私を守ってくださいます!疲れたら休ませてくださいます!あなたは病を患った、いつ死ぬかもわからない奴隷に手を差し伸べることができますか?ナオフミ様は、私が食べたいと思ったものを食べさせてくださいました。病で苦しむ私に、貴重な薬を分け与えてくださいました。あなたにそれができますか!