侮るな。あの程度の呪い、飲み干せなくて何が英雄か。この世全ての悪? は、我を染めたければその三倍は持ってこいというのだ。よいかセイバー。英雄とはな、己が視界に入る全ての人間を背負うもの。―――この世の全てなぞ、とうの昔に背負っている
挑戦しろよオティヌス わがままでも、何でも良いよ。善とか悪とか、そんなのもう忘れちまえよ。感に触るでも、目障りでも、理由は何でも構わないよ。お前が身勝手に振る舞えば、結果としてみんなの笑顔が生み出されるのは、もう見せてもらったんだ。だったら、勝手にやっちまえよ。……一番最初めに、何をしたかったんだ。それを叶えない限り、お前も俺と同じ……幸せな世界に押し潰されるだけの、惨めな迷子になっちまうぞ……
おいしいカレーの作り方、ここまではいい。問題はその後だ。1、玉ねぎを櫛形切りにする。細めにスライスし、下味をつける。薄っぺらい奴ほど人に影響されやすいのと同様、薄く切ったほうが味がよく染みる…。誰が皮肉を混ぜろと言った。牛肉を混ぜろ
人間、存在するだけで無自覚に誰かを傷つけるものさ。生きていても、死んでいても、ずっと傷つける…けれど、どうでもいい相手なら傷つけたことすら気づかない。必要なのは自覚だ。大切に思うからこそ、傷つけてしまったと感じるんだ
誰かを頼る、みんなで助け合う、支え合うってのは模範的な解答だろ/でも理想論だ。必ず誰かが貧乏くじ引くし、押し付けられる奴は出てくる。誰かが泥をかぶんなきゃいけない。それが現実だろ。だから、人に頼れとか協力しろとか言う気はない
親しいつもりでも聞けないことはたくさんある。 未来のこと。現在のこと。そして、過去のこと。どこに地雷が埋まっているかなんてわからない。 無理に聞いて、自分の望まない答えが返ってきてしまったら。そう考えるだけで言葉に詰まってしまう瞬間はきっとある。