もしも魚が絵を描いたとしよう。何を考えているのかはわからなくても、絵を描く動物は殺しにくくなる。「感情があるのではないか」直感的に、僕たちはそう考えるはずだ。表現する、ということにはそれくらいの価値がある。
この英霊サマは、よりにもよって 戦場が地獄よりもましなものだと思ってる。 冗談じゃない、あれは、正真正銘の地獄だ。 戦場に希望なんてない。あるのは掛け値無しの絶望だけ。 敗者の痛みの上にしか成り立たない。 勝利という名の罪過(ざいか)だけだ。 なのに人類は、その真実に気付かない。 いつの時代も、勇猛果敢な英雄サマが、 華やかな武勇談で人の目をくらませ 血を流すことの邪悪さを認めようとしないからだ。 人間の本質は石器時代から一歩も前に進んじゃいない。
人間は死ぬ。恒星にも寿命がある。宇宙そのものですら、いつかは存在をやめる。国家だけが永遠であるわけがない。巨大な犠牲なくしては存続できないような国家なら、さっさと滅びてしまって、いっこうにかまうものか・・・
学んだ結果で資格を得るんじゃなくて、資格を得るために学んでいる。だから資格を手に入れた時点で、学んだ事の意味が消えちゃうの。これだけ学びましたっていう証拠に成り下がった資格なんて、契約書みたいなものでしょう。意味による堂々巡りの鬩ぎ合いよね。