はぜ
今回は能力バトル漫画にありがちな「パワーインフレ」について考察します。キャラの強さも急激なプルスウルトラしちゃってるのでしょうか。
パワーインフレとは、新たな敵が以前の敵より強くなり、主人公やその仲間もそれに対応するために強くなるというループが繰り返され、チート級の強さになっていくこと。
ドラゴンボールやワンピース、テニスの王子様などがパッと思いつくかと思います。
ドラゴンボールのパワーインフレを表現した逸材なコピペとして、こんな↓ものも。
武術の神と言われる亀仙人より強い天津飯でも歯が立たないドラムを瞬殺した悟空が8年修行して、
同じ位の強さのピッコロさんと二人がかりでやっと倒した軽い気弾で山脈を消すラディッツと匹敵する戦闘力を持つ栽培マンを
あっさり倒した天津飯・ピッコロ等が束になっても敵わないナッパを悠々倒した悟空の
2倍以上強いベジータがかなりパワーアップしても全く相手にならない強さのリクームを一撃で倒した悟空が
更にパワーアップしても、それを半分の力で殺せるフリーザをあっという間にバラバラにして消した未来のトランクスでさえ
仲間と束になっても敵わない人造人間17・18号に匹敵する強さを持った神コロ様でも敵わない程に
生体エネルギーを吸って強くなったセルと互角の16号を大きく越える17号吸収態セルを子供扱い出来る
精神と時の部屋パワーアップ後のベジータと随分差がある悟空でも勝てない完全体セルを
一方的に痛めつけることが出来るブチ切れ悟飯をも越えたベジータが命を賭けても倒せなかった魔人ブウが
更に凶悪になったブウと互角以上の戦いをしたゴテンクスよりも強くなった悟飯でも全く歯が立たない
ゴテンクス&ピッコロ吸収ブウが更に悟飯を吸収して強化しても全く歯が立たないベジット。
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さて、今回の話題はそんなパワーインフレがヒロアカでも起きているのか、という話です。
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敵が強くなっているか否か
各章での敵に注目すれば、パワーインフレが起きているかどうかわかるはず。
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各章の目立った敵対キャラを挙げてみます。
USJ:死柄木・脳無・チンピラ勢
体育祭:心操・轟
職場体験:ステイン
林間学校:マスキュラー・ムーンフィッシュ
オールマイト引退:ワンフォーオール
ヤクザ編:治崎・クロノ・乱波
文化祭:ジェントル
このように挙げていくと、マスキュラー・治崎の登場場面では大きなインフレがあった事がわかります。クロノも個性はかなり強力。はじめのヘドロ男に比べたら、当然ですが、どんどんパワーアップをしています。
デクも倒すためにチート気味の技を使ってます。
マスキュラー:100000%スマッシュ(腕はぼろぼろ) 治崎:エリを装備し、常に100%フルカウル。
一方で、デクがイキナリ強くなるというのは一時的なものであり、デクの成長自体にインフレが起きているとは言えません。そういう意味では、ヒーローサイドはパワーインフレをしてません。
また、ワンフォーオールは完全にチート個性ですが、オールマイトと戦わせ、両者を退場させることでヒーローサイドと敵サイドの戦力は同じくらいに。
ヒーローサイドにインフレは起きているか
はぜ
生徒たちの成長は徐々に徐々に起こっているし、超強いミリオも物語から退場させられました。
プロヒーローも同様で新たに登場したヒーローが頭抜けて強いなんてことはありません。みんな地味な個性です。
例えば、ロックロックの施錠、ファットガムの脂肪吸着、リューキュウのドラゴン化などです。どれもそこまで強い個性ではないですよね。ドラゴン化は派手だけど。
問題点
さて、パワーインフレは敵サイドには起こっておりヒーローサイドには起こっていません。デクはかなりのスピードで成長していますが、他ヒーロー・他生徒ともに成長スピードが遅い。
ここから見える問題点として、
①最大の敵であった死柄木が相対的に弱く見える
②名門校のはずの雄英の生徒が相対的に弱く見える
ということがあります。①の死柄木については以前の記事でも触れましたね。ラスボスとしては役不足であると。
②に関しては、薄々みなさんも感じていることだとおもいます。「あれ、雄英生徒の個性弱くね?」ってこと。相対的にみて、レーザー・透明・帯電・蛙・シュガードープ・イヤホンジャックなどなど、
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爆豪も初めからほぼ成長がなく、強キャラ味が全くなくなりました。
まとめ
このように、初期から登場しているキャラクターが相対的に弱くなっている、という問題点があります。ヒロアカの個性という能力の特性上、簡単に成長させることもできませんからね。
今後も敵のインフレは続くとおもいますが、デク以外の生徒の成長がもっとみたいです。特に、八百万は使い方しだいで最強になれる個性ですので、もっと活躍して欲しいですね。
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