一方、海原さんの料理は単純明快、これ以上の物がない美味しい鍋料理を食べさせてやりたい、その心がみなぎっている。 我々はその海原さんの世界を見せられて、さあどうぞと招かれる。そこにはいっさいの媚がない。自分の裸の心まで広々と開いて、そこに招いてくれる。それが真のもてなしじゃ。(ノ貫)
お二人は、もてなす心と、相手に気に入られようと媚を売る気持ちとを、取り違えたのではないかな。あれもこれもととりそろえ、誰の趣味にも合うようにできているが、もてなされる方はうんざりする。それはお二人の心が見えないからじゃ。(ノ貫)