やつを追う前に行っておくッ!おれは今やつのスタンドをほんのちょっぴりだが体験した。い、いや、体験したというよりはまったく理解を超えていたのだが、あ・・・ありのまま今起こったことを話すぜ「おれはやつの前で階段を登っていたと思ったら、いつのまにか降りていた」な・・・なにをいっているのかわからねーと思うが俺も何をされたのかわからなかった。頭がどうにかなりそうだった。催眠術だとか、超スピードだとか、そんなちゃちなもんじゃあ断じてねぇ。もっと恐ろしい物の片鱗を味わったぜ・・・
ずっとずっと主人公になりたかったんだろ!絵本みてえに映画みてえに、命を賭けてたった一人の女の子を守る、リア充になりたかったんだろ!だたらそれは全然終わってねえ!! 始まってすらいねえ!!ちっとぐらい長いプロローグで絶望してんじゃねえよ!!
…たしかに人間はたまにひどいことするよ 勝手なことをしたりいじめたり仲間はずれにしたり… …でも中にはそうじゃない人間もいるんだ! おくびょうだけど一生懸命がんばって正しいことをしようと努力している… それが…それが…こいつだったのに…!!!
・・・私は顔を上げてヤツの死を視る。無くしてしまうのはわかっているきみが信じてくれたものや、きみが好きだといってくれた私を。わかっていても、私はヤツを殺すことにした。それで今までの自分がみんな消えてしまうとしても、きっと誰も傍にいてくれなくなるだろうけど。 それでも??それでも私は、おまえを殺したこいつが許せない??
警官になってまもなく、アバッキオはこの仕事の大いなる「矛盾」に気付き始めた。警官は「命をかけて人々を守る」しかし同時に、その命をかけて奉仕しているはずの大衆が自分たち警官の目をごまかして盗みをやったり車の人身事故で逃げたり、パトカーの窓を石で割ったりする。守るべき大衆とは同時に悪知恵に飛んだ油断のならない獲物でもあるのだ。彼らは恩知らずで要求がましく「警官は何をやっている!」と無責任に批判し、悪口を叩く。
お前がもし銃だとすれば俺は弾丸だ。それはひとかけらの鉛にしか過ぎない。でも撃鉄がそいつを叩けば、ただの鉛はどんなものでもぶっ飛ばす力を持つ。俺はお前と出会わなければただの鉛で一生を終えただろう。だが、俺たちは出会った。炸薬はずっと爆発するのを待っている。そして炸薬に、火を付けられるのは銃だけだ
僕が一番怖かったのは 善而の死が何の意味も価値もない出来事になってしまうこと 僕はアレほどのことをしてもらえるだけの人間ではなかったので 本当に困ってしまって 僕が一人でも多く 誰かを救済できたなら 善而が僕を助けて死んだ結果が 無駄ではなくなると思った。 でも、善而はそんなこときっと気にしない(アバラ:肋骨さん by吾峠 呼世晴)
男が女に惹かれる基準だが あるいは女が男にいかれる基準だが 「愛」だとか「愛してない」だとか「好き」だとか「嫌い」だとかそんなんじゃあない 「吉」であるかどうかだ 自分にとってその男があるいは女が「吉」であるかどうかなのだ