行かないで、なんて言えません。 だってカズ君は、心の中でこう呟いていたから。 かなみ、もしおまえに何かあれば「駆け付ける」 世界中のどこからでも「お前を助けに行く」 カズ君が好き「わかってる、だが今は行く」 ああ、私はもう何も言えません。 でも涙はあふれてしまいます。 涙は流れてしまいます。
男の子の剣はね パンツにおさめるものじゃないの 女の子という鞘におさめるものなんだよ 残念ながら私はもう君の鞘にはなれそうにないけど 必ず君の剣に見合う女の子がいるから きっと探し出して幸せになってね 君の大好きな女の子と(時子として)