ギノ

旅人に一番必要なのは、最後まであがいた後に自分を助けてくれるもの――運さ

あなたには、絶対に勝たねばと言う気負いがありすぎるんですよ。こんなこと言っては不謹慎かもしれませんが、勝負とは楽しむためにあるんです。殺すためではなく

前世紀初頭に現れた偉大なるユダヤの作家はこう言った。『真実のない生はありえない。真実とは多分、生その物の事だろう』 そして、ここにこそ真実の生が存在する

あれは、逃げ出した人達からの、祈りの言葉だ。作戦開始の合図でもある。本当にできるかね？　人を……、撃てるかね？／射程内なら（警官／キノ）

例えば十人くらいの人間が何かを成し遂げようと決意して、その願いを叶えることができるのは、一人いればいいほうだ。だからうまくいかない。　　　確率的には、そういうことなんだよ

美しいと思うから　美しいと思う

昔会った旅人が言ってた……。三日くらいがちょうどいいんだってさ

正しくはないよ。でも、死にたくはなかったんだろう

人聞きの悪い。だましてなんかないよ。物は試しなら、どっちに行ったっていいじゃないか。違うかい？

人間は強烈な印象がなかったり、必要のない事はすぐに忘れる。行ったことすら忘れている国もあるかも知れない。ただ、人間は忘れることができるから素晴らしい、って考え方もある。つまりね、いやなこと、つらい事を忘れることができるから、絶望しすぎないで前向きに生きていけるって考え方