近藤(あのひと)は…みんなは僕が必ず連れて帰ります… だから姉上は、いつもと同じ笑顔で待っていてください… この先、何があったって…どんな時代がきたって… そこに姉上の笑顔があるなら みんなの笑顔があるなら… 僕らはいつだってあの日に帰れます
行かないで、なんて言えません。 だってカズ君は、心の中でこう呟いていたから。 かなみ、もしおまえに何かあれば「駆け付ける」 世界中のどこからでも「お前を助けに行く」 カズ君が好き「わかってる、だが今は行く」 ああ、私はもう何も言えません。 でも涙はあふれてしまいます。 涙は流れてしまいます。