一人の人間が全ての意思の代弁者になることはできない。器にでもならない限り。だが器になれるのは、己を空にし、狂気の更に向こうへ立ち入った者だけだ。それは容易なことではない・・・が、君には才能がある。君が本当に器たらんとするなら、私と共に来い
才能ってやつはさ、無自覚に、周囲にいる人間を巻き込んで、ぼろぼろにしていくんだよ。 近くにいればいるほど、ずたずたに引き裂かれちまうんだ。 凡人には到底たどり着けない高見に生きる連中ってのがいる。 俺たちには見えもしない、雲の上の世界。