要するに、どじょうは、それ自体だけでは味覚の世界で一本立ちできるスターではないということだ。 どじょうはごぼうに出会えなかったら、自分の味を引き出せなかったろうし、ごぼうもどじょうに出会って、初めて本来の力量を発揮できたんだ。