父親に見捨てられたと思っている少女は、将来人を信頼出来ないおとなになります。具体的なことを言いますと、「彼女」は人を好きになろうと努力はします。しかし、父親に裏切られた「彼女」には「本物の愛」を見抜く能力が育っていません。愛情は人一倍強いのにです。例えば、口先だけのいい加減なボーイフレンドの言葉を魅力的で真実だと感じ、最終的には彼にだまされてしまうのです。彼女の青春はそれのくり返し、彼女の心の傷はより深く深くなっていくのです。人間として一人前にはなれないのです。心理学的にそういう結論が出ているのです。そういう少女はどうすればいいのでしょう。ムズかしいです。とても、父親が教え、彼女が学ぶしかありません。結局のところ(鑑別所の男性)
ことばでは伝わらないものが、たしかにある。だけど、それはことばを使いつくした人だけが言えることだ。だから、ことばというやつは、心という海に浮かんだ氷山みたいなものじゃないかな。海面から出ている部分はわずかだけど、それによって、海面下に存在する大きなものを知覚したり感じとったりすることができる。ことばをだいじに使いなさい、ユリアン。そうすれば、ただ沈黙しているより、多くのことをより正確に伝えられるのだからね・・・