やってみたい事がたくさんある 創ってみたい物が果てしなく散らばっている 新しい箱を開くたび たくさんの「?」が飛びだしてくる 私はそのひとつひとつ つかまえて格闘し 味をたしかめて飲み下し 名前をつけて あるべき場所に還していく そのくり返し そのためのぼう大な時間 この箱を全部開けたい ――でも全部開けるには人間の一生は短すぎる 人生が400年あればいいのにと仕方のない事を考えてしまう 人ひとりの人生では開ける箱の数に限界がある ――でも 一緒に戦ってくれる人がいれば…
本物も偽物もないからさ こいつらはネットのアイドル 偶像だ 偶像ってのは本人の意志だけでは成立しない。葉山も菅原も、自分の力だけで地位を気づいたわけじゃない周囲のファンの幻想によって祭り上げられることにより、タリスマンやスプーキーブーギーに成ることができた。アイドルの本音や正体と、そのキャラクターとしての理想像とはイコールじゃない。本人よりむしろファンの方が、アイドルに期待されるロールプレイをよりうまく実演できたとしても、不思議じゃない。