関連する名言
- 高価でぜいたくな材料を使って美味しいものを作るのは、凡百の料理人にでもできる。そのままだったら他に使い途がないものを、知恵をしぼり技術をふるってこんな極上の一皿に仕上げる。勇一、よく覚えておけ。これこそ料理の真髄だ。本物の料理人でなければできない技だ。(岡星) 0
- 前にカミナが言ってた いつも俺を救ってくれたのはあいつだ。最後まで諦めないのはあいつなんだって。/自信はなかった 間違った方向に来てると思った。焦った。 親父にいけて、なんでおれにはいけねんだ 正直、強がりだった。 みんな弱音を吐いて、穴を掘るのをやめた。 おれにはそれ以上どうすることも出来なかった。 でも、シモンは黙々と掘り続けた。 おれのつよがりを支えてくれた。最後の大岩を砕いたのはたまたまだ。 運が良かったんだ。 でもおれは、その運と、その運を導き出してくれたシモンを信じる。弱気になりそうになった時、自信が無くなりそうになった時、あの日コツコツとほっていたシモンの背中を思い出す。あの背中に笑われねぇ男になる。そう思ってる。(ヨーコ/カミナ) 1
- 私が美人だから嫌いですって?じゃあ 私が今よりもずっとずっと お世辞にも美しいと言われるには程遠い外見をしていたら きっと貴女たちの私に対する印象も接し方も・・・大きく変わるんでしょうね 貴女たちはいつもそうやって友人を選ぶの? 友人のうちの好きも嫌いも自分と言う基準を下回るか上回るかで定めるの?そう言うのを差別って言うんじゃないの?そりゃ人間は・・・差別しないではいられない生き物だけど 0
- …だめだな私は おじいちゃんは ああ言い切ってくれたけど 私は あの時躊躇してしまった ひなにあんな風に言ってあげられなかった… ―それどころか 「どうしてなの」って… 「何でもっと早く話してくれなかったの」って 「何でなの?」――って… 0
- 間は救いきれぬ。生きていく以上、どうあっても報われぬ者が出てしまう。全ての人間は幸せになどなれぬ。ならば救われなかった人間とは何だ。その一生は何をもって報われるのか。 答えはない。無限と有限に等しいのだ。救われぬ者がいなければ、救われる者が吐き出されない。ならば救済など、ただ巡るだけの金貨と同じだ。 人問は救われない。世界に救いなどない。だから死を記録しようと思った。物事の最後までを記録して、世界の終わりまでを記録して、一から最後までを検分する。その上でなら、一体何が幸せだったのか判別がつくだろう。 報われない者も救われない者も、その全てを一から見なおす事ができるのなら―何が幸福と呼ばれるものかを判断できる。世界が終わった後、この出来事こそが人間の意味だったと解るのならば無意味に死んでいった者達にも、総じて意味が与えられるのだ。故に世界が果てれば、人は、人間の価値というものを検分できる。 それだけが―唯一、共通の救いである。 0
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