この世界は、スピリットの反逆の戒めで創られた、極めて危うい世界だ。知らず知らずのうちに、バトルスピリッツでスピリットたちに罰を与えること。それが人間に課せられた使命といえる。 だが、お前も余も、この戦いは違うと気付いた。気付いたら世界を変えていくしかない。余は神に選ばれしソードアイズの宿命を、戦いではなく、民草を導くだめに使いたいのだ。 ―神を斬る
母は敵などと、ガルドスの言葉を素直に受け止めていた幼き日とは違う。ガルドス、お前の武器はその知性と言葉だ。巧みな嘘で人を操り、お前自身は手を汚さず、一切の証拠を残さぬ。ゆえに余は、お前を傍に置き続けた。お前の正体と狙いを知るためだ