あいつが光っていたから、オレ達は上を向くことができた。他のガキ共もだ。大人を恨みつづけて、真っ黒になっちまった目、飢えきって真っ赤に血走った目、そんな目にも、キラキラした輝きを与えてくれたんだ。悪人に負けず、楽しそうな未来語ってくれてよ、オレ達を支えてくれたんだ・・・オレの目の奥にあの姿がある限り、てめえみてえな甘ちゃんにゃあ負けねえよ。