おれは前におまえに会った時心の奥底までおまえの恐怖の呪縛と巨大な悪に屈服した。あの時おれは「負け犬」としての人生をあゆみはじめたわけだ。死よりも恐ろしいぜ!てめーに利用されることへの欲求だけの人生なんてな。だが今・・・恐怖はこれっぽっちも感じない。オレに有るのは闘志だけだ。ジョースターさんたちに会い、この45日あまりの旅と仲間の死がオレの中からおまえの恐れを吹き飛ばした
いやだッ!俺は逃げることはできねぇ!アヴドゥルとイギーはおれのために死んだッ!ジョースターさん、あんたを尊敬しているが、逃げるって案だけは従えないッ!何のためにここまで来たんだ!?卑怯な手も使おう、地獄に落ちることもしよう、だが逃げるってことだけはしね-ぜッ!
カッコよくオメーを助けるのはこのオレだぜ!おめーは生き残ってこいつのことをジョースターさんたちに教えろ!!こいつを倒すことが大切なんだッ!DIOを倒すことが大切なんだアヴドゥルはオレを助けたがおめーはオレを助けるな!みんな死んじまったらおしまいだからなッ!
だれが助けてくれとたのんだ。おせっかい好きのシャシャリ出のくせにウスノロだからやられるんだ・・・こういうヤツが足手まといになるからおれはひとりでやるのがいいといったんだぜ。迷惑なんだよ。自分の周りで死なれるのはすげー迷惑だぜッ!このオレはッ!
今、感じる感覚は・・・おれは「白」の中にいるということだ・・・DIOは「黒」!ジョースターさんたちは「白」。「黒」と「白」とがはっきり別れて感じられるぜ!傷ついた体でも勇気が湧いてくる「正しいことの白」の中に俺はいるッ