もしお前たちに聖闘士の魂を感じる力があるのなら、敵を前にして躊躇うな。己の身が砕かれることを恐れるな。聖闘士に死は存在しない。聖闘士の魂は、アテナの光とともに永劫に回帰する。聖闘士ならば、身を捨ててでも、仲間のために道を拓け。その先に、アテナの勝利があると信じて、命の炎を燃やすのだ
他人の心に付け込んで勝利を治める卑怯者が卑怯とは笑止千万! お前に名乗るほど安っぽい名は持ち寄せては居ないが、これから倒される相手の名も知らずあの世に行くのもまた不憫、耳の穴をかっぽじってよく聞け俺の名を! フェニックス一輝!
確かに俺は一度は死を覚悟し、弟にアテナを託そうとした。 だが、今の俺にとって死ぬことは弟や星矢達友を、俺に夢を託して死んでいったミーメ、そして自らも戦っているアテナすらも見捨てるということと同じなのだ。 俺はアテナの聖闘士。たとえわずかでも小宇宙の炎が燃えている限り、どんな逆境からでも立ち上がることが出来るのだ。 瞬よ、一度たりとは言え、お前たちを見捨てようとしたこの俺を許してくれ・・・