俺の おふくろは ホロウに 殺された それが理由でホロウを倒したいか? そう訊かれれりゃそりゃもちろんそうだ だけどこれだけじゃねぇ なんて言うか俺は... 俺の同類を作りたくねぇんだ。 ホロウにおふくろが殺されて うちの親父も妹達も キツい目に遭った そんなのは もういらねえって思うんだ そんなのはもう見たくねぇ そう思うんだよ
・・・たしかに覚悟はしてねー ホントにやばくなったら逃げ出すかもしれねー 俺は赤の他人のために命を捨てるなんて約束ができるほど リッパな人間じゃねぇからな・・・・・・けど―――――― 残念なことに受けた恩を忘れてヘラヘラしてられる程・・・ クズでもねぇんだよ!
浮竹さんは俺なんかよりずっと頭がいい その浮竹さんが本気で俺を騙すつもりだったんなら 絶対に気づかない手段を取れた筈なんだ だけど浮竹さんはああいう理由で代行証を渡し 俺はその代行証が役目を成さない事にすぐ気付くことになった 多分浮竹さんは俺にわざと気付かせたんだ わざと気付かせて俺に選ばせてくれた 選んださ 俺は自分で護る道を選んだんだ
そうだ こうしねぇかチャド オマエは今まで通り自分の為に誰かを殴ったりしなくていい その代わり、俺の為に殴ってくれ オレは オマエの為に殴ってやる オマエが命かけて護りたいモンなら オレも命かけて護ってやる