彼等は宇宙にこそ希望の大地があると信じた 自分達を宇宙に追いやった地球のエリート達を憎むことより、その方がよほど建設的だと考えたのだ …地球の重力を振り切ったとき、人は新たなセンスを身に付けた それがニュータイプの開花へと繋がった。そういう意味では、確かに宇宙(そら)に希望はあったのだ
プロになるということは 止まらない列車に 飛び乗るようなものだ もう二度と降りる事はできない ――負けて転がり堕ちるまでは…… この小さな宇宙(将棋会館)の中で気が遠くなる程の勝ったり負けたりを繰り返すのだ 「負けたくない」と喘ぎながら……