涼しい部屋で一人読書するのも、風呂上りに一人で「うひょー!」とか叫びながら裸でアイス食うのも、夜中にふと一人で夏の第三角見るのも、蚊取線香に火をつけて一人うっとりするのも、風鈴の音を聞きながら一人うとうとするのもどれも素敵な夏の思い出だろうが。 夏は一人でいい。一人がいい。暑いし。
いってみれば独りぼっちとは思考の達人だ。人は考える葦であるというように、気づけば何事か思案している。なかでも独りぼっちは他人に思考のリソースを割く必要がないぶんその思索はより深いものになる。したがって我々ぼっちは余人とは違う思考回路を持つに至り、時に常人の枠を越えた発想が飛び出たりするの だ。