人って幸せになる為にどれだけの努力が許されるのかな?不幸ってね、連鎖するものだと思うの。 一度はまったらなかなか抜け出せない。そこから抜け出すには、本当の本当に精一杯。 そこまでするのかってぐらい頑張って、やっとつかみ取れるモノなんじゃないかなって、レナは思うの。 でも、皆にもそれを受け入れて貰おうだなんて、甘えるつもりもないかな。 ―――――じゃあ始めるよ。竜宮レナ、一世一代の頑張り物語を!!
おいおい、そんなんじゃ一級拒絶鑑定士の俺の目は誤魔化せないぜ。女子が本当に拒絶するときはもっと冷たい目をしてほとんど無表情で「あの、本当にやめてくれる?」って言うんだぜ。心臓凍えるかと思う程怖いし、死にたくなる。
何者としても、振る舞うことのできる君自身が、結局のところ何者でもなかった 君の核となる個性は無だ 空っぽだ 君には君としての顔がない。 のっぺらぼうだからこそ、どのような仮面でもかぶることができたということだ。
人間てなあ おそろしい生物だ 身にかかる不幸を何かのせいにしたがる 今は昔よりも噂が広まるのが早いから 更にたちが悪い 信じて救われるならウソだってデマだってかまやしない 君が信じて共に生きようとしている人間なんて…そんなもんだよ (圓潮)