当時社会現象となった、新世紀エヴァンゲリオンは誰もが知っている平成を代表するアニメの一つですよね。そんなエヴァンゲリオンにはいくつもの有名なセリフがあります。
これは第六話「決戦、第3新東京市」での綾波レイの一言です。今回は、1つの言葉から、そこにどんな意味が込められているのか考えていきたいと思います。
言葉の背景
出撃した初号機は、第5使徒ラミエルの加粒子砲が胸に直撃してなすすべなく回収されます。この攻撃の威力は凄まじく、パイロットの碇シンジの肉体までダメージを与えました。また、射程距離が極めて長く、その範囲に入った敵は全て砲撃されてしまいます。
第5使徒ラミエルの撃破のためには、射程距離外からの攻撃しか選択肢はありません。そのためにNERVは陽電磁砲を使った、超長距離射撃作戦、通称ヤシマ作戦を実施します。

しかし、仮に一発で倒せなかった場合はラミエルからの加粒子砲の反撃に合います。その防御のためにレイが零号機に乗りました。
シンクロ率がより高い碇シンジと初号機が砲手、綾波レイと零号機が防御となりますが、一度攻撃を受けたシンジは死の可能性を口にします。その時のレイの返答が最初に紹介した言葉です。
簡単に放った様に聞こえますが、このセリフの前にも「私は初号機を守ればいいのね。」と葛城ミサトに念を押しています。
レイにとっての最重要事項は初号機を守ること、つまりはシンジを守ることです。
結果として一撃では倒せず、ラミエルの反撃をレイが零号機で食い止め耐えながら、二射目でコアを破壊し消滅させます。
この反撃を食い止めている時、防御シールドが途中で崩壊してしまい、その後は零号機自身で攻撃を受け止めました。加粒子砲の威力が凄まじいいことはレイ自身もわかっていたはずです。
それでも初号機を守るという任務を全うしようという彼女の姿勢に答えて、砲手担当のシンジも狼狽えることなく二射目をはなちました。
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言葉の意味
このセリフには、シンジに聞かせる意味と、自分自身に対して聞かせる2つの意味が存在しています。綾波レイはとても不思議なキャラクターですが、一言では語れないほどの秘密や魅力を持っています。
そんな彼女のこのセリフは、その後の展開にも大きく関与していきます。生い立ちや周りの人との関係性などを紐解く、重要なセリフの1つです。