今回は、作中屈指の人気キャラ「轟焦凍」の成長をまとめてみました。
はぜ
基本情報
個性:半冷半熱
身体の右側からは氷を左側からは炎を出す事ができる。デメリットとして、体温も個性使用に伴い左右されてしまうという特徴をもつが、両方使用する事により体温調節が可能である。氷の使い方が上手く、滑り台を作ったり衝撃を緩和する氷壁を作ったりと繊細な調節が可能であり、最もそれが分かるのは第一回目の敵連合襲撃時、オールマイトをわし掴みにする脳無だけを凍らせたシーンである。
性格:天然冷静
基本的には冷静である。それに加え、天然なところもあり、人気の要因になっているようだ。また、性格は徐々に変わっていき、初期から最も顔つきが変わったのではないだろうか。
表情で見る轟の成長
はぜ
今回は、作中の代表的な轟の表情をピックアップし、成長をみていこう。
①幼年期A
②幼年期B
③雄英体育祭vsデク直前
④雄英体育祭vsデク後
⑤雄英体育祭後in母の病室
⑥vsステイン後in病院にて
⑦仮免試験withイサナ
⑧仮免補講to幼児
①幼年期A
オールマイトのインタビューをみている時の轟。まだこの頃はやけど痕がなく、作中に登場するなかで最も小さいときの轟だと思います。
この頃の轟は、エンデヴァーにスパルタ指導をされながらも、素直にヒーローを目指しています。おそらく、ヒーローになるために、嫌ではありながらもスパルタ指導を受け入れていたのでしょう。しかし、ある事件を境に父親を強く憎むようになります。
②幼年期B
母親に熱湯をかけられた轟。轟の母親はエンデヴァーから家庭内暴力を受けていました。そのため、父親に似ている轟の左側の姿が恐ろしく、煮え湯を浴びせてしまったのです。
はぜ
それから轟は、好きな母をおかしくした父親を恨むことになります。
③体育祭vsデク直前
この年まで、10年以上も父親を恨み続けています。この時の轟の目標は、「オールマイトのようなヒーローになる」ことではなく、「父親を否定する」ことになっています。表情も強ばっており、常に力が入っているようです。本人も辛そう。
④雄英体育祭vsデク後
デクと戦ったことで自分が父親の存在に捉われ続けていたことに気づいた轟ですが、簡単に切り替えることができませんでした。なぜなら、父親の力(炎)を使うということは、母親の嫌う存在になってしまうということと同意だからです。
はぜ
⑤雄英体育祭後in母の病室
はぜ
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轟が自分の進む道をしっかりと決めることができる話です。母に許されたことにより、本来自分の目指していたヒーローを目指すことができるようになったのです。ここから、轟は左側の炎を本格的に使用していくことになります。
はぜ
⑥vsステイン後
「俺が関わると腕がダメになるみたいに…なってる…」
以前の力の入った轟からは想像できないくらい和やかになっているのがわかります。父親のことを恨んだまんまだったらこの表情は出なかったでしょう。
⑦仮免試験withイサナ
はぜ
仮免試験で轟はまたしても、自分の過去を清算しなければいけないと気づきます。父を恨むだけで他のことに目がいっていなかった過去をイサナに指摘され、自分のいままでの過ちに気づくのです。そして、過去を清算するということがそう簡単なことではないと自覚し始めます。
以前轟は、母親に会いに行き自分の過去を清算したつもりでしたが、思っていた以上に自分の今までの行動が他人に悪い影響を及ぼしていたことがわかるという、印象的な話です。
⑧仮免補講to幼児(コミックス派にはネタバレです)
この表情である。
はぜ
しかも、他人のことを想いながらの表情。
ここでは、どうすれば幼児達が立派な大人になれるか、ということを考えています。
はぜ
本来轟は非常に優しく思いやりのある人間なんでしょうステインの時も、ただ助けに行った訳ではなく、飯田の闇を晴らす言葉を投げかけます。デクと同じように、「余計なお世話好き」というヒーローの本質を持っているんじゃないでしょうか
まとめ
こうやってみてみると、異常に内面の描写が多いキャラだということに気づきます。デクの次に作者に優遇されているキャラでしょう。その過去や成長の具合に特に力を入れて描かれているようですね。
デクとは違い、ねじ曲がった状態からスタートしているので成長の仕方が作中で一番激しいキャラといえます。だから読者も轟が好きなんだろうな。
それでは、今回はこの辺で。
はぜ